民法について学びましょう 連載2

“民法”とはどんな法律?

 現在の日本において、法律の数はおよそ900くらいと言われています。これらの法律の頂点に立つのが日本国憲法です。憲法は基本的人権や国の体制など基本的なことを定めている国の大きな柱です。他の法律は憲法の精神に沿うように作られます。この中でとくに六法といわれる六つの法律があります。
 憲法をはじめとして、民法・商法・刑法・民事訴訟法・刑事訴訟法です。民法は六法の中の一つです。

 民法・・・・国民が社会生活を営むうえで、出会う・出生・結婚・死亡・売買・賃貸借・交通事故などについて定めている。 
 商法・・・・株式会社を中心とした会社関係や商取引などについて定めている。
刑法・・・・どのような場合に犯罪になり、どのくらいの刑罰になるか定めている。
民事訴訟法 民法や商法などによる裁判などの手続きを定めている。
刑事訴訟法 犯罪者に対してどのような罰を与えるかの手続きを定めている。

それでは民法の中身はどうなっているでしょうか。次回はそのしくみを見てみましょう。

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